こんにちは。
大阪市城東区の税理士、山本健介です。
今週、8月17日(火)から19日(木)までの3日間、第71回税理士試験がありました。
私が最後に税理士試験を受けたのは、第67回でしたので、あれからもう4年も経ったんだなと思うと感慨深いです。
初めて受験したのは平成19年でしたので、約10年、税理士試験と付き合ってきました。
もともと、神戸のとある大学を卒業して、東京の会社に就職しました。
東京で一旗あげるつもりだったのですがうまくいかず、平成19年に加古川の実家に戻ることになりました。24歳でした。
その後、大学の頃に簿記や会計を勉強していたので、税理士になりたいと思い、税理士試験を受けることにしました。
平成19年(第57回)
簿記論:合格 財務諸表論:合格
税理士試験は、11科目あるうちから5科目を選択して合格を目指す試験です。
その5科目のうち2つを初めての受験で合格できました。
「税理士試験って、意外に簡単なのでは?」
という勘違いをしてしまい、翌年から泣くことになります。
平成20年(第58回)
法人税法:不合格 所得税法:不合格 消費税法:不合格
3科目合格して一気に受かってやろうと思いましたが、全滅しました。
この年の9月に、地元近くの税理士事務所で働き始めました。
平成21年(第59回)
消費税法:合格 所得税法:不合格
これであと2つです。この後は、複数科目の受験はやめて、1科目ずつ確実に合格する方針に変えました。
3年間ずっと勉強をし続けて、働きながら複数科目を勉強する気力がなくなっていたのも事実です。
平成22年(第60回)
所得税法:不合格
1科目にしぼっても合格できなかったことで、かなり心が折れました。
大学院に進むことも考えたのですが、2年間働かずに勉強するほどの貯蓄もなかったので、あきらめました。
※大学院で税法等を専門に勉強すれば、税理士試験が2科目免除されるという制度があります。
平成23年(第61回)
受験せず
この年の4月に転職のため大阪へ引っ越しました。
心が折れていた、大学院へ進む可能性を探っていた、職場の税理士法人が受験を奨励していなかった等の理由で、この年は受験しなかったと記憶しています。
平成24年(第62回)
所得税法:合格
この年の4月に大阪市内で別の税理士法人に転職しました。
これまではずっと独学か通信教育で勉強していたのですが、この年は新大阪の大原簿記学校に通って講座を受講しました。
いい講師に恵まれまして、合格することができました。
平成25年(第63回)
法人税法:不合格
試験本番、最後の1科目、これに受かれば税理士なんだ…と思うとペンを持つ手が震えました。
得意にしている国際税務の問題が出まして、余計に肩に力が入ってしまいました。
結果、不合格でした。
平成26年(第64回)
法人税法:不合格
仕事が忙しくなり、この年は試験前の6ヶ月のうち3ヶ月を海外出張で過ごすなど、試験勉強に集中できませんでした。
この年の11月に税理士法人トーマツ(現:デロイト トーマツ税理士法人)に転職しました。
平成27年(第65回)
法人税法:不合格
仕事は忙しかったですが、消費税法、所得税法とも、転職した1年目の受験で合格しているので、そのジンクスを頼りに受けました。
結果、不合格でした。
平成28年(第66回)
受験せず
この年の7月に結婚しまして、とにかくバタバタして受験できませんでした。
10月、12月にUSCPA(米国公認会計士)試験を受験しまして、そちらは2科目合格することができました。
※USCPAは、4科目ある試験です。
平成29年(第67回)
国税徴収法:合格
法人税法はあきらめまして、大原の通信で国税徴収法に挑戦しました。
1年で結果が出て、本当に良かったです。講師の山藤先生に感謝です。
この年にUSCPAも残りの2科目を合格しまして、めでたく受験生としての生活を卒業することになりました。
その後、税理士登録をして、税理士事務所を開業し、今に至ります。
10年以上の受験生生活はつらく、長かったですが、その間にいくつかの職場を経験し、いろんな税務実務の経験を積めましたので、まったくの無駄ではなかったです。
それでも、これから税理士試験を受験される方がいましたら、合格はできるだけ早くする方がいいと伝えたいですね。
会社員時代より開業してからの方が、大変なことも多いですが、楽しいですから。
以上、私の税理士試験受験歴について、簡単にご紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。