こんにちは。
大阪市の税理士、山本健介です。
いつも弥生会計などの会計ソフト入力をするとき、
「このレシートはどの勘定科目で入力するんだったかな?」
と迷うことはありませんか。
主な勘定科目の内容を解説しますので、会計ソフト入力の参考にしてください。
1.売上
1)売上高
日本国内向けに商品・製品などを販売し、またはサービスを提供したとき
2)輸出売上高
海外向けに商品・製品などを販売し、またはサービスを提供したとき
2.売上原価
1)仕入高
販売する商品や、製造加工に必要な原材料等を日本国内で購入したとき(その商品や材料等の購入に付随して生じた費用を含む)
2)輸入仕入高
販売する商品や、製造加工に必要な原材料等を海外から購入し輸入したとき(その商品や材料等の購入に付随して生じた費用を含む(ただし、仕入諸掛を除く))
3)仕入諸掛
輸入仕入にかかる関税、輸入消費税などの付随費用(輸入時のインボイスに記載されています)
3.販売費及び一般管理費
1)役員報酬
会社の取締役や監査役へ報酬を支払うとき
2)給料手当
従業員への給料や賞与を支払うとき
3)法定福利費
社会保険料(健康保険、厚生年金、介護保険)や労働保険料(労災保険、雇用保険)を預かったとき、または支払ったとき
4)福利厚生費
従業員が働きやすい職場環境を整えるための費用
(従業員への結婚・出産祝い、香典、歓送迎会や忘年会、日本フルハップ、健康診断、事務所の常備薬や飲料など)
5)外注費
下請けなど、他社に業務の一部を依頼したとき
6)荷造運賃
売上に伴い商品の発送などをしたとき
(宅急便、佐川急便、EMS、FedExなど)
7)広告宣伝費
販売促進等を目的とした自社商品や会社名を広告、宣伝するための費用、求人広告費用
8)交際費
取引を円滑に行うことを目的として、取引先に対して行われる接待飲食や贈答のための費用、取引先へのご祝儀、香典など
9)会議費
社内会議や取引先との打ち合わせに要した費用
(会議での茶菓子代や会議室レンタル代など)
10)旅費交通費
業務に必要な交通費や出張の日当、宿泊費など
(通勤手当、電車代、バス代、タクシー代、ETC料金、駐車料金、ガソリン代、軽油代、新幹線代、航空チケット代、ホテル代、出張旅費、出張日当など)
11)通信費
電話、FAX、インターネット利用料、郵便料金など
12)消耗品費
業務に必要な物品で10万円未満のもの
(事務所備品や作業用の工具など)
13)修繕費
建物・機械・車両運搬具等の修理、保守、メンテナンスなど
14)水道光熱費
電気、水道、ガスに係る支払い
15)諸会費
クレジットカードの年会費や業務に必要な同業者団体の会費など
16)支払手数料
振込手数料等の各種手数料や税理士等の専門家報酬
17)地代家賃
事務所、店舗、倉庫、社宅、駐車場などの土地・建物の賃借費用
18)リース料
リース契約にしたがい支払う費用
(コピー機や防犯カメラなど)
19)保険料
掛け捨ての生命保険料、自動車保険等の損害保険料など
20)租税公課
固定資産税や自動車税などの税金(※)の支払い、住民票などの発行手数料、印紙代など
※法人税等(法人税、法人事業税及び法人住民税)・源泉所得税・個人住民税以外の税金
4.営業外収益
1)受取利息
普通預金や定期預金の利息、役員・従業員や取引先に対する貸付金の利息
2)受取配当金
保有株式の配当金や信用金庫等からの出資配当金
3)雑収入
本業以外の収入
(自動販売機設置手数料、作業くず売却収入、助成金の受け取りなど)
5.営業外費用
1)支払利息
金融機関や取引先からの借入金に対する利息の支払い
2)雑損失
本業以外の支払いや損失
(損害賠償金や弁償費用の支払い、災害による損失など)
6.その他
1)法人税等
予定(中間)納付法人税等、修正申告により支払う法人税等
(法人税、法人住民税、法人事業税)
2)未確定勘定
上記のどれに該当するか不明なとき